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転職回数が多い人の面接は、不安になりますよね。「面接で不利になるのかな」「正直に話したら落とされそう」。そんな不安を抱えて、この記事にたどり着いた人が多いと思います。
先に答えを書くと、転職回数が多い人の面接では、回数そのものより答え方しだいで評価が変わります。面接官が知りたいのは回数の数字ではなく、「自分の会社に来たら、続けて働いてくれるか」です。ここに先回りして答えれば、不利な印象はかなり減らせます。
私自身、転職を10回以上経験しています。面接で転職回数に触れられることは何度もありました。この記事では、その経験をふまえて、転職回数が多い人の面接での答え方を順番に整理しました。
転職回数が多い人の面接で、面接官が回数を気にする理由
面接官が転職回数を聞く理由は、だいたい次の3つです。
- 入社してもまたすぐ辞めないか
- 職場や人間関係で問題を起こしていないか
- キャリアに一貫した考え方があるか
つまり、面接官は転職回数を「採用のリスク」として確認しているんだね。逆に言えば、この3つの不安に答えられれば、回数が多くてもそれほど問題になりません。
なお、何回から「多い」と見られるかに決まった基準はありません。年齢や職種、業界によっても受け取られ方が違います。回数の数字を気にしすぎるより、一つひとつの転職に筋の通った理由があるかを整理するほうが大事です。
転職回数が多い人の面接でやりがちなNGの答え方
NG①:最初に謝ってしまう
「転職が多くて申し訳ないのですが…」と切り出すと、自分から弱点だと認めることになります。事実を淡々と伝えれば十分です。
NG②:会社や上司のせいにする
「会社の方針が合わなくて」「上司と相性が悪くて」だけで終わると、他責の人という印象を与えます。同じことが次の職場でも起きるのでは、と心配されます。
NG③:転職ごとに別々の理由を並べる
1社ごとに違う理由を話すと、話に一貫性がなく、行き当たりばったりに見えます。全部を細かく説明するより、共通する軸を一つ見つけて話したほうが伝わります。
NG④:嘘や、ごまかしをする
職務経歴書から短期間の職歴を外したり、在籍期間をあいまいにしたりするのは避けたほうがいいです。入社後の手続きや前職への確認でわかる場合があり、見つかったときの信用の落ち方は、転職回数の比ではありません。
転職回数が多い人の面接で強みに変える答え方3つのポイント
ポイント①:転職に共通する軸を見つける
まず、これまでの転職を並べて、共通点を探します。「営業の腕を磨きたかった」「ものづくりに近い仕事がしたかった」「裁量のある環境で働きたかった」など、一言で言える軸が見つかると、話がぐっとまとまります。
「営業の力を伸ばすことを軸に、環境を変えながら経験を積んできました。業界ごとの違いを知ったことが、今の強みになっています。」
軸が思いつかないときは、自己分析からやり直すのが近道です。自己分析が苦手な人向けに自己分析のやり方をまとめた記事も用意しているので、あわせて見てみてください。
ポイント②:退職理由は「事実+次にやりたいこと」で話す
退職理由を無理にきれいに飾る必要はありません。ただ、不満だけで終わらせず、「その結果、次はこうしたいと考えた」という形にそろえます。
| 本音 | 面接での伝え方の例 |
|---|---|
| 給料が低かった | 成果が評価に反映される環境で働きたいと考えた |
| 上司と合わなかった | 自分で判断して動ける範囲が広い環境を探した |
| 仕事内容が合わなかった | 自分の強みを活かせる職種に絞りたいと考えた |
| スキルが身につかなかった | 専門性を深められる環境に移りたいと考えた |
ここで大事なのは、実際の理由とかけ離れた作り話にしないことです。深掘りされたときに答えが続かなくなります。本当にあった事実を、前向きな言葉に直すだけにとどめます。
ポイント③:「なぜここなら続けられるか」を具体的に話す
面接官が一番知りたいのは、ここです。「長く働きます」と言うだけでは弱いので、これまでの転職でわかった自分の条件と、その会社の特徴を結びつけて話します。
「転職を重ねる中で、自分は〇〇ができる環境で力を出せるとわかりました。御社は〇〇に力を入れていると知り、腰を据えて取り組めると考えて志望しました。」
「〇〇」の部分は、応募先の求人票や公式サイトを読んで、自分の言葉で埋めてください。ここが具体的なほど、本気度が伝わります。
転職回数が多い人の面接の答え方の例文
質問:「転職回数が多いようですが、理由を教えてください」
「これまで〇回転職してきました。どの転職も、〇〇の経験を深めたいという考えが軸にありました。ただ、環境を変えるたびに、自分が力を出せる条件がはっきりしてきました。それが〇〇という点です。御社ではその条件がそろっていると感じており、腰を据えて貢献したいと考えています。」
ポイントは、長くなりすぎないことです。30秒から1分で話せる長さにして、細かい話は聞かれたら答える形にします。
深掘りされやすい質問と、考え方
| 聞かれ方 | 答えるときの考え方 |
|---|---|
| うちでもすぐ辞めませんか? | 過去の転職で気づいた自分の条件を示し、その会社で満たせる理由を具体的に話す |
| 1社が短い理由は? | 事実を短く伝え、そこから学んだことと、その後の選び方の変化を話す |
| 一番長く続いた会社は? | 続いた理由を話す。「何があれば続くか」の説明になり、プラスに働く |
| 今後のキャリアの考えは? | 転職の軸とつなげて、数年先の見通しまで一貫して話す |
転職回数に応じた考え方の目安
決まった正解はありませんが、回数ごとに意識するところは少し変わります。
3〜5回の場合
業界や職種の幅を広げてきた、という説明が使いやすい範囲です。経験の幅が、応募先でどう活きるかまで話せるといいですね。
6〜9回の場合
共通する軸を、よりはっきり示す必要があります。在籍期間が短い職歴がある場合は、理由を聞かれる前提で準備しておきます。
10回以上の場合
全部の職歴を同じ重さで話すと、長くなって伝わりません。応募先に関係の深い職歴を中心に話して、残りは短くまとめます。回数を隠すのではなく、話す順番と重さを整える、という考え方です。
書類選考の段階で気をつけること
面接に進む前に、書類で落とされることもあります。職務経歴書では、すべての職歴を同じ分量で書かず、応募先に関係する経験を厚めに書きます。短期間の職歴は、事実を簡潔に書くだけにして、理由は面接で説明します。
書き方の具体的な手順は職務経歴書の書き方にまとめています。
転職回数が多い人が転職エージェントを使うメリット
転職回数が多いと、自分で求人に応募しても、書類の段階で見送られることがあります。そこで、転職エージェントに相談する方法もあります。
- 職務経歴書の見せ方を、第三者の目で見てもらえる
- 転職回数について、応募先にどう伝えるかを相談できる
- 面接の想定質問を、事前に練習できる場合がある
サポートの内容や紹介してもらえる求人は、エージェントや担当者によって違います。複数のサービスを比べて、自分に合うところを選ぶのがおすすめです。違いは転職エージェントと転職サイトの違い、選び方は転職エージェントのおすすめで整理しています。
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転職回数が多い人の面接の前に確認しておきたいこと
- 転職に共通する軸を、一言で言えるか
- 退職理由を、「事実+次にやりたいこと」の形で話せるか
- 応募先で続けられる理由を、求人票や公式サイトの内容と結びつけて話せるか
- 短い職歴について、聞かれたときの説明を用意しているか
転職回数が多い人の面接に限らず、転職の準備全体の流れは、転職準備のチェックリストから確認できます。転職回数は変えられませんが、伝え方は今日から変えられます。まずは、これまでの職歴を紙に書き出して、共通する軸を探すところからやってみてください。
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