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私は1972年生まれで、1995年4月に新卒で入った会社を約1年で辞めています。商品先物取引の会社で、仕事は営業でした。
いまの言葉でいえば、3年未満の早期離職ですね。
「石の上にも3年」とよく言われます。1年で辞めると根性なしに見られそうで、それが嫌でした。それでも辞めたことを、私はまったく後悔していません。むしろ半年で辞めてもよかったくらいだと思っています。
この記事では、3年未満で辞めた人や辞めようか迷っている人に向けて、私の体験と辞めたあとの動き方を書きます。就職支援サービスの「就職カレッジ」についても、公式サイトで確認できた内容だけを紹介します。
3年以内に辞める人は実は珍しくない
まず数字を見ておきます。厚生労働省が令和7年10月に公表した、令和4年3月卒業者の就職後3年以内の離職率です。
| 学歴 | 就職後3年以内の離職率 |
|---|---|
| 大学 | 33.8% |
| 短大等 | 44.5% |
| 高校 | 37.9% |
| 中学 | 54.1% |
出典:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」
大学を出た人でも約3人に1人が3年以内に辞めています。
数字だけで「辞めていい」とは言えません。ただ、3年未満で辞めたのは自分だけではないとは言えます。ここは気を楽にしてもらっていいところです。
私の1社目。1995年4月に商品先物の営業に入社
私は大卒で1995年の春に入社しました。就職活動をしたのは1994年ごろです。厚生労働省は平成5年(1993年)から平成16年(2004年)ごろに就職活動をしていた人を「就職氷河期世代」と呼んでいます(厚生労働省 中高年の活躍支援のご案内)。私はその入口あたりの世代にあたります。
新卒の会社選びは難しいですよね。説明会ではどの会社も魅力的に見えます。働いてみないと分からないことのほうが、はるかに多いです。
入社後は約3か月の研修がありました。場所は千葉県某市です。カリキュラムには自衛隊での研修が3日ほど入っていて、重いリュックを背負って行軍もしました。何kgのリュックを背負い何km歩いたかは、もう覚えていません。
研修のあとは登録外務員の資格を取りました。それから大阪支社に配属です。
配属後の毎日はこんな感じでした。
- 朝は早く5時台の電車に乗る日もあった
- 帰宅はだいたい21時から22時ごろ
- 終電には間に合っていたが心も体も休まらない
体感の話をします。研修が終わった時点で同期のかなりの数が辞めていました。配属されるとさらに辞めていきました。一般的な会社の感覚とはまるで違いました。ただし数字の根拠はありません。あくまで私が見て感じた範囲での話です。
辞める決め手は「心も体も疲れた」だった
辞めた理由は単純です。早朝から深夜まで働いて、精神的にも肉体的にも疲れ切ったからです。
それでもすぐには動けませんでした。「3年は頑張るものだ」「すぐ辞めるのは根性がない」と思われるのが嫌だったんです。案外負けず嫌いなんですよね。
結局、約1年で辞めました。今はこう思っています。
判断は早いほうがいい。
周りの評価や周りへの配慮を気にし続けると、遅かれ早かれ心か体のどちらかに無理が出ます。私はそう推測しています。無理に続けていたら何かしらの影響が出ていたかもしれません。半年で辞めてもよかった。
もちろん辞めるかどうかは人それぞれです。ただ「周りにどう思われるか」だけを理由に続けているなら、一度立ち止まって考えてみてください。
辞めたあとの私。半年近く動けなかった
辞めてからはしばらくゆっくりしました。実家暮らしだったので甘えていたと思います。
ハローワークに行ったり、駅に置いてある求人雑誌や新聞の折り込み求人を見たりはしました。でも働く気が起きなかったんです。
そのまま半年近くたって、親父の仕事関係の会社に入りました。これが2社目です。ワンマンな社長の会社で接待が多く、通勤は1時間半で乗り換えが3回ありました。そのあたりの話は20代のキャリア相談の記事に書いています。
いま思うのは、あの半年を一人で過ごしたのはもったいなかったということです。いまはネットから無料で相談できる窓口がいくつもあります。私が動けなかった半年も、誰かと一緒に考えられたら違ったかもしれません。
3年未満で辞めたあとに先に確認しておきたいこと
動き出す前に押さえておきたいことが3つあります。
失業手当は条件を確認する
ハローワークの案内によると、基本手当(いわゆる失業手当)は原則として、離職の日以前2年間に被保険者期間が通算して12か月以上あることが条件です。
勤続が1年に届かないと、この条件を満たせない場合があります。会社都合などの場合は、離職の日以前1年間に6か月以上という別の条件もあります。
自分が対象になるかどうかは、ハローワークで確認するのが確実です。出典:ハローワークインターネットサービス 基本手当について
生活費がどれくらいもつか計算しておく
次の仕事が決まるまで何か月、無収入でいられるか。これを先に数えておくと、焦って決める失敗が減ります。私は実家暮らしだったので半年動けませんでしたが、そうでない人は同じようにはいきません。
辞めた理由を短く言えるようにしておく
次の面接ではほぼ確実に聞かれます。前の会社の悪口を並べる必要はありません。「何が合わなかったか」と「次はどうしたいか」を2〜3文で言えるように、メモしておきましょう。
辞めたあとの動き方は4つ
3年未満で辞めたあとの動き方は大きく4つあります。
- ハローワーク:無料で使える公的な窓口。地元の求人が多い。
- 若者向けの就職支援:厚生労働省が案内している若い人向けの支援。詳しくは厚生労働省の若者向け就職支援のページを見てください。
- 転職エージェント:希望の職種や条件を伝えて求人を紹介してもらう。第二新卒向けは20代・第二新卒におすすめの転職エージェントや第二新卒におすすめ転職エージェント3選で比べています。
- 就職支援サービス:就職講座を受けて面接会に参加する形式。この記事で紹介する「就職カレッジ」がこのタイプです。
どれか1つに絞る必要はありません。私が当時やっていたのはハローワークと求人誌だけでした。今なら複数を並べて使ったほうが動きやすいと思います。
就職カレッジとは?公式サイトで確認した内容
就職カレッジは、株式会社ジェイックが運営している就職支援サービスです。ジェイックは1991年3月の設立で、東京証券取引所グロース市場と名古屋証券取引所メイン市場に上場しています(証券コード7073)。
公式サイトで確認できた内容をまとめます。
対象
公式サイトには、就職活動をしている18〜35歳の男女を中心に、未経験からの正社員就職を支援すると書かれています。想定されているのは、フリーター・ニート・離職中・第二新卒・中退者など、経歴に自信がない人です。
サービスの内容
- 無料就職講座:社会人の基本的な考え方から内定に結びつくスキルまで。現在はオンライン講座が中心
- 面接会:書類選考なしで優良企業と最大20社まで面接できる。面接の前に専門スタッフが面接対策をしてくれる。現在はオンライン面接会
- 入社後サポート:利用者限定で、専任アドバイザーや就職後サポートの専門スタッフが社会人生活を支援する
利用の流れ
- 専任の就職アドバイザーとオンラインで面談する(事前準備は不要)
- 無料就職講座を受ける
- 面接会に参加する
- 面接に合格すると就職先が決まる
実施エリアは全国の主要都市で定期的に開催されていて、地方の人はオンラインでも参加できます。
公式サイトの実績(注釈つきで引用)
| 項目 | 数字 | 注釈(公式サイトの記載) |
|---|---|---|
| 就職支援実績 | 42,184名 | 2005年5月〜2026年4月に就職カレッジ等が主催した面接会の参加人数 |
| 入社後定着率 | 92.1%以上 | 2023年2月〜7月に入社した人の3か月定着率 |
| 相談満足度 | 90% | 2022年12月12日〜2025年5月31日に相談を受けアンケートに回答した人のうち満足した人の割合 |
| 職業紹介優良事業者の認定 | 全国約33,000社中57社 | 2026年5月末時点 |
42,184名は「就職できた人数」ではなく面接会に参加した人数です。ここは読み違えやすいので気をつけてください。
講座の期間や日数、1回あたりの時間は、公式サイトのページでは確認できませんでした。申し込み前の面談で必ず聞いておきましょう。
向いている人と向いていない人
個人の口コミは出所を確かめにくいので、この記事では引用していません。ここでは公式サイトの内容をもとに向き・不向きを整理します。
向いているのは次のような人です。
- 3年未満で辞めて何から始めればいいか分からない人
- 正社員として働いた期間が短く経歴に自信がない人
- 履歴書や面接の練習から始めたい人
- 一人で求人を探していると動けなくなってしまう人
最後の項目は私自身のことです。半年動けなかった私のようなタイプなら、「講座を受けて面接会に出る」という段取りが用意されているほうが進めやすいと思います。
向いていないのは次のような人です。
- 経験を活かして職種や業界をしっかり絞って探したい人
- 求人を自分で比べて一社ずつ選びたい人
- 年齢が36歳以上の人(公式サイトでは18〜35歳が中心とされています)
絞って探したい人は転職エージェントのほうが合います。就職カレッジとエージェントを並べて使うのもありです。
どのサービスを使う場合でも、入社前に労働条件を自分の目で確かめることは変わりません。紹介された会社の仕事内容や勤務時間は、面談や面接で必ず聞きましょう。
よくある質問
Q. 3年未満で辞めたら転職で不利になる?
場面によっては理由を詳しく聞かれることがあります。ただ冒頭の数字のとおり、3年以内に辞める人は珍しくありません。理由は前の会社への不満ではなく「次にやりたいこと」を軸に話せるように準備しておくと伝わりやすくなります。
Q. 失業手当はもらえる?
原則として、離職の日以前2年間に被保険者期間が通算12か月以上あることが条件です。自分が対象かどうかはハローワークで確認してください。
Q. 就職カレッジは本当に無料?
公式サイトでは「無料就職講座」と案内されています。費用や条件の詳細は、申し込み前の面談で公式に確認してください。
Q. 36歳以上でも使える?
公式サイトでは18〜35歳を中心に支援していると書かれています。それ以外の年齢の人は、申し込む前に公式サイトで最新の条件を確認してください。
Q. 地方でも使える?
就職カレッジは全国の主要都市で定期的に開催されています。地方の人はオンラインでも参加できると案内されています。
最後に。迷っているなら早めに動いたほうがいい
私は1995年に入った会社を約1年で辞めました。辞めたことに後悔はありません。後悔があるとすれば、辞めたあとの半年を一人で動けないまま過ごしたことくらいです。
3年未満で辞めたのはあなただけではありません。辞めるかどうか迷っているなら、まずは辞めたい理由を紙に書き出してみてください。そのうえで動くなら早いほうがいいと思います。
辞めたあとの動き方が分からない人は、就職カレッジのような支援サービスにまず相談してみるのも一つです。合うかどうかは話を聞いてから決めれば間に合います。
迷ったときに読む記事も置いておきます。仕事を辞めたいと思ったら最初に読む記事と20代のキャリア相談は辞める前にです。

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